旧市街のポル

サバルマティ川の東側には、ポルが密集するアフマダーバードの旧市街があります。ポルは住宅の集合体であり、多くの場合は特定のコミュニティーに属しています。城壁に囲まれた街の、門の向こう側の地区は、かつてはアーメダバードの中心でした。現在は、それらは過ぎ去った時代を思い出させられ、訪れるたびにノスタルジーを感じさせられます。これらのポルの多くには、コミュニティの信仰を象徴する寺院や神殿があります。いまだに家内工業を営んでいるポルもあり、玄関先に座って本を手で縫ったり、銀の鎖を繋ぎ合わせる人々を見かけることがあります。家内産業によって、居住者は自分の家やコミュニティの境界を離れることなく生計を立てることを可能にしています。各ポルにチャブトロという名で知られる鳥の餌箱があり、壁には鳥が巣として使用するための割れ目が作られてあります。この目を見張るような区域を歩き回り、包み込むような温かい精神に浸ってください。 

旧市街のポル

モデラ

太陽神スーリヤに捧げられたこの寺院は、アーメダバードから約101 kmの、プシュパヴァティ川のほとりにあるモデラ村にあります。インドの考古学調査局(ASI)によって保存されている寺院で、現在は祈りはささげられておらず、ユネスコの世界遺産に登録されています。寺院は、建築とデザインの古代科学であるシルパとヴァストゥ・シャストラの理論を念頭に置いて設計されています。お寺全体が、花咲く蓮にのように土台に浮かんでいるように見えます。メインの建物は3つの部分に分かれています。それはサバ・マンダップという入り口、アンタラルという連絡通路、ガルバ・グラハという聖室です。寺院の複合施設と、彫刻が施されたクンドは、ソランキ時代(西暦950年-1300年)の壮大な石造りの作品です。

モデラ

ラニ・ノ・ハジロ

バッドシャーの墓の東に女王の墓があります。他の多くの墓とは異なり、女王は部屋ではなく、中庭に埋葬されます。女王の墓に続く通りには、王室の他の女性の墓がたくさんあります。 現在、通りは色彩豊かな市場になっています。   

ラニ・ノ・ハジロ

バダシャ・ノ・ハジロ

ジャマ・マスジッドの東側に、バダーシャ・ノ・ハジロという王の墓があります。そこへはモスクからの出入り口を経由してアクセスできます。1451年に遡る埋葬室には、アフメド・シャー1世、息子のムハメド・シャー2世、孫のアーメド・シャー2世の墓があります。ここはムハメド・シャーの治世中に建てられました。 小部屋には、王室の他の男性メンバーの墓もあります。女性はこの施設内に立ち入ることはできず、訪問する男性は立ち入る前に頭を覆う必要があります。さらに、センターホールの各コーナーは、穴の開いた石のスクリーンがアーチ状に設置された、小さなドーム型の部屋で占められています。

バダシャ・ノ・ハジロ