オールド・モティ・バグ・パレスからほど近い、シーシュ・マハルは、3階建ての広大な建物です。ヨーロッパとムガールの建築様式を反映しています。宮殿のような建物は、パティアーラー(1846年~1858年)を統治していたマハラジャ・ナレンドラ・シンが、定期的に宮廷を訪れる芸術家、詩人、学者たちに場所を提供するために建てたとされています。現在、シーシュ・マハルは美術館に改装され、美術品や彫刻品の素晴らしいコレクションを所蔵しています。ミニチュア絵画や、カシミール、チベット、パンジャブ、ビルマ産の金属・象牙彫刻の工芸品も見ることができます。博物館内の剥製ギャラリーは必見で、様々な動物や鳥のコレクションがあります。ここには多くの蔵書もあり、その主なものは、ムガール帝国の皇帝シャー・ジャハンがかつて所有していた偉大なスーフィ教の古典と考えられているグリスタン・ボスタンのマニュスクリプトになります。ページは金色で描かれており、当時の支配者たちの富を象徴しています。この博物館の興味深い展示物の一つはメダルギャラリーで、世界最大級の数の勲章とメダルが展示されています。

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