マトゥールの近くにある聖なる町ヴリンダーヴァンは、毎年推定50万人の巡礼者が訪れるといわれているBraj地域の重要な巡礼地です。ここはクリシュナ神が幼少期を過ごしたと信じられている場所です。ヴリンダーヴァンという地名は、バジルを意味する「ヴリンダー」という言葉に由来し、「ヴァン」は森を意味しています。この森とは、NidhivanまたはSeva Kunjのいずれかを指しているとされています。ここでは、神聖であるという理由から信者たちは額に粉末を付けています。Banke Bihari、ISKCON、Gopeshwar Mahadev、Shahji、Govinddeoなど、ヴリンダーヴァンはクリシュナ神に捧げられた美しい寺院の真の宝庫です。これらの寺院はヤムナー川のほとりに位置し、ヴリンダーヴァンの緑豊かな森に囲まれています。ホーリー祭とジュンマシュタミの間のお祭りムードの時期か10月から3月の間の天気が心地よい時期に訪れるのをおすすめします。

聖なる町、ヴリンダーヴァンは、一時はその美しさが失われかけていたそうです。16世紀(1515年)にNabadwip出身の聖人Chaitanya Mahaprabhuがヴリンダーヴァンに旅行した際に、その魅力を再発見し、復興させたのです。ヴリンダーヴァンはまた、Shakitipeethas(女神サティーの切り刻まれた遺体部分の破片が落ちた場所の一つ)という聖地の一つであり、Bhuteshwar Mahadevと名付けられました。サティーが亡くなった後、悲しみと怒りにくれながらその亡骸を抱き各地を周った神によって運ばれた際に、サティーの髪がこの場所に落ちたといわれています。

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