インドでもかなり古いポルトガル人の家であるバスコの家は、有名探検家バスコ・ダ・ガマが1524年に死亡するまでの住居だったと信じられています。16世紀初頭に建てられ、この時代に特徴的なベランダ付きのバルコニーや上質なヨーロッパのガラス枠窓があります。実際、コチ城塞に建てられるようになったヨーロッパ様式建築の先駆けとなる最高な見本でした。家の大きな窓は聖フランシス教会のほうを向いています。今日では、ホームステイの場所になり、今でもゲストは過ぎゆく過去の名残を目にすることができます。築500年のバスコの家はローズ・ストリートにあります。

伝説によればバスコ・ダ・ガマはアラブ人によってヨーロッパに輸送されていた香辛料の産地を求めてリスボンの海岸を発ったといいます。その旅の中で、マラバー海岸に到着し、その後3回ケララへと旅をしました。ガマの発見したマラバー海岸への海洋ルートによりポルトガル人が大勢この地に来られるようになりました。ガマはマラリアでクリスマスイヴにこの家で死亡したのち、近くの聖フランシス教会に埋葬されました。

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