ケララでもかなり古い伝統に、アランムラボートレースという壮大なイベントがあり、8月から9月にかけて行われます。このボートレースは通常は収穫シーズンに行われ、一番メインはスネークボートレース(チュンダンバラム)でしょう。活気にあふれたイベントには、精一杯の力でボートをこぐ準備を整えた多数の漕ぎ手が、素晴らしく息ぴったりに漕いでいきます。

多くの人が訪れるチャムパクラム・モーラム(Champakulam Moolam)ボートレースはアラップーザの近くにあるパンパ川で開催されるレースでもかなり古いものです。州にモンスーンが訪れ始めたころに開催されるレースは、毎年6・7月に開かれます。伝説ではクリシュナ神の偶像がボートでアラップーザのスリ・クリシュナ(Sri Krishna)寺院にもたらされた日を記念して開かれるといわれています。明るく飾られたボートは何百人もの男たちが漕ぎ、特徴的なショーを見せてくれます。

アラップーザのパイッパッド川で開かれるジャロットサヴォム(Jalotsavom)やパイッパッド(Payippad)ボートレースにも参加できます。ハリパッド・サブラマンヤ寺院へのサブラマンヤ神の偶像の設置を祝うために開催されるこのレースは、オーナム祭りの最中に開かれます。何百人もの男たちが漕ぐ多数のスネークボートのレースがみられるわくわくするイベントです。

コラムのカッラダ川で開かれるカッラダ・ボートレースに参加し、面白い体験をすることもできます。この年に一度のレースはオーナムから28日後に開催され、10隻ぐらいのボートがレースして、カッラダ・ローリング・トロフィー(Kallada Rolling Trophy)や10万ルピーの賞金を競います。このレースは景色のよいマンロー・アイランドから見ることができます。

行くべきレースは年に一度アラップーザのパナマーダ湖の静かな水面で繰り広げられるネール・トロフィー・ボートレースです。このレースには大勢が訪れ、1.5kmの長さを持つ湖で繰り広げられる活気のあるレースを見に来ます。

オーナムの間に開催される2日間のアランムラ・スネークボートレースはスリ・パルサラティ寺院の年に一度のお祝い。レースだけでなく、儀式でもあり、25隻以上のパリヨダム(蛇舟)や、100人の漕ぎ手、15人の舵手、25人の歌手が参加します。にぎやかな傘や、カラフルなタッセル、旗がボートを飾るのに使われます

コチのその他の魅力