壮大な時計台はコチのマッタンチェリー地域にそびえたっています。有名なパラデーシュ・シナゴーグのすぐ隣にあります。この45フィートの建築物には4つの時計があり、ヘブライ語、ラテン語、マラヤーラム語で数字が書かれていますが、1つは何も書かれていません。時計台のマハラジャのほうを向く文字盤にはマラヤーラム語で数字が書かれシナゴーグのほうを向いているものにはヘブライ語、3つ目にはローマ数字が書かれています。こうした数字が書かれているのは、ユダヤ人も、ラテン人も、マラヤーラム人も混ざってこの地域を故郷と呼んでいるからです。すべてのコミュニティに属する人々に時間を知らせるため、時計台は毎時音が鳴り、さまざまな言語で記されているのです。時計台は地元の有名実業家エゼキエル・ラハービ(Ezekiel Rahabi)が1760年に依頼し、1930年までは完全に動いていました。

シナゴーグへ向かう道に入ると、時計台はちょうど正面を向くので、まず「この時計が動いていたころはどんな音がしていたのだろう?」という考えが思い浮かぶでしょう!

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