モルチャンはユダヤのハープとも呼ばれます。ラージャスターンの民族楽器で、正しく演奏すれば心のこもった正しいコードが鳴ります。多くの場合打楽器として、モルチャンはラージャスターンの民族音楽で使われます。弦を鳴らして演奏する体鳴楽器で、基本的には2本の刃がつきだした蹄鉄型の輪でできています。金属の舌が中心の枠についており、一端は輪にくっついており、もう一端は離れています。舌の端は曲がっており、輪に垂直になっています。叩くと舌が震え、モルチャン独特の音を発します。

ムリダンガムやドールといった楽器とともに演奏されることが多く、基本のピッチは下げることはできても、上げることはできません。従来は鉄製だけでしたが、今では真鍮製、木製、プラスチック製の様々なものが手に入ります。

モルチャンの起源は1500年前までさかのぼることができますが、正確な歴史は知られておらず、あまり記録に残っていません。しかし、それが魅力的だったのかこの楽器はボリウッド映画にたびたび登場し、R.D.バーマンやS.D.バーマンといった有名音楽監督から気に入られています。

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