インドの北部を旅していて、マスルール寺院ほどユニークな寺院にはまずお目にかかれません。ヒマヤラピラミッドとして一般的に知られるこの寺院群は、8世紀から9世紀に遡るための考古学的に重要な場所です。ここにある15の寺院は、一枚の岩から彫り出した石で建立されたと伝えられています。ダラムサラから40kmの場所に位置する同寺院群は、その卓越した建築術で人気があります。同寺院群に足を踏み入れると、寺院が、近くにあるマスルール湖に映る美しい光景に圧倒されます。シハラ(尖塔)式の建築術で石を切り出して建立されたこの寺院の起源は、モノリス時代(monolithic age)であるとされています。同寺院は、カンボジアのアンコールワットやエレファンタ石窟群、マハーバリプラムなどに酷似しています。 

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