カルナカタ州バダミは、岩山が見事に広がり、たくさんの石窟寺院と赤い砂岩の崖が点在する町で、周りをでこぼこの砂岩の丘に挟まれた峡谷に囲まれています。 手つかずの神聖なアガスティア湖の湖畔にできた町で多くの神殿が点在しており、バダミは彫刻、砦、および石窟寺院といった豊かな遺産を残した、輝かしい過去を物語っています。 つかみやすい丸い石や割れ目の入った砂岩があちこちにあるこの町は、ロッククライミングの拠点でもあり、あらゆる所からたくさんの冒険マニアが訪れ、ゴツゴツした岩に挑んでいます。

バダミには、4世紀から8世紀にかけてバダミを首都としたチャルキアン帝国の名残りである、ドラヴィダ時代の建築物があります。町はその後ビジネスの中心地となり、市場では金や宝石の取引きが行われたと言われています。バダミは考古学の楽園であり、その雄大な建築物と精巧な彫刻により、ラシュトラクタス、パッラヴァ、マラーターのような強力な王朝が地域を統治していたことがわかります。実際、バダミにあるいくつかの寺院には、南インド式建築と北インドのナーガラ様式が混在した影響がみられます。バンガロールから590Km、ビジャプールから128Kmに位置するバダミは、その豊かな歴史、美しい建築物、古代寺院およびロッククライミング・ポイントで訪れる人々を魅了しています。

バダミ