セルラー刑務所

セルラー刑務所を訪ねることは、ヒンディーの古い愛国心の強いクラシック映画、特にカラ・パアニ(黒い水)を再び体験しているように思われます。その歴史から考えると暗く薄汚い刑務所であろうと思われますが、実際に入ってみると、明るく日の当たる中庭です。

ポートブレアにあるセルラー刑務所は、イギリスからの解放を求めて戦ったインド人達が国外追放になり非人間的な状況で監禁された刑務所です。今日では国立記念物に指定されている植民地の刑務所は1906年に完成しました。独房監禁を目的に個々の監房のみで建設されているためにセルラーと呼ばれています。

セルラー刑務所

人類学博物館

ポートブレアの人類学博物館は1975-76年にできた民族学博物館です。アンダマンの4ネグリト部族(ジャラワ族、センチネル族、大アンダマン人、オンゲ族)とニコバルの2モンゴロイド部族(ニコバル人、ションペン人)に関した展示物があります。これらの部族は外の世界とはほとんど交流がないので、この博物館はその文化と生活様式を理解するための良い場所となっています。主な展示品はシャーマン彫刻とジャラワ族の胸当てです。

博物館は月曜日と政府の祝日は閉館しています。この国で一番よく維持されている博物館の一つで、世界で最古といわれている部族について詳細な情報が得られます。  

人類学博物館

チャタム製材所

アジアで一番古く大きな製材所のひとつです。地元の建設工事の木材の需要を満たすために1883年に設立されました。製材所はリッチな歴史を見続けて来ており、日本軍がこの地域に攻め込んで来た際には落とされた爆弾で被害を受けました。今日では、製材所は州政府によって運営されています。製材所に近づくにつれて大きな丸太があたり一面に積み上げられているのが見えます。製材所には博物館も併設されており、熟練職人たちが作った木工細工が展示されています。また、動植物の展示もあります。ここでは、観光客は重い丸太が小さく入り組んだ木材になっていく様々な工程を見ることができます。

チャタム製材所