八角形をしたダダ・ハリル・ヴァヴ(階段井戸)は、一方の住宅地と、もう一方のアーメダバードの石炭置場の間のアサルワ村にあります。アーメダバードからは約15kmです。サンスクリット語の碑文には、階段井戸はマフムド・シャーの治世中の1499年12月に建てられ、当時の費用は3,29,000マフムディス(30万ルピー)だと書かれています。階段井戸のペルシャ語の碑文によると、どうやらマフムド・ベガダの家族の女性、ダイ・ハリルによって建てられたようです。その後、地元ではダイ・ハリル・ヴァヴとして知られていました。後にダダ・ハリルに名前が変更されました。

ソランキの建築様式で建てられたこの階段井戸は、砂岩構造です。地上ではその壮大さが見えませんが、階段の最上部に到達した瞬間、深い滝のように階段と柱が数階ほど降りていき、精巧な彫刻に光が降り注ぐのを目の当たりにすることが出来ます。州の他のほとんどの階段井戸と同様に、ダダ・ハリル・ヴァヴは美しい職人技の良い例です。雨が降らない時期に水を提供することを目的に設置されました。ヴァヴを訪れるのに最適な時間は、光がシャフトから入り込む昼前ごろです。 

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